血の晩餐・大蘇芳年の藝術・2冊/月岡芳年著/限定1200部/三島由紀夫序文/鏑木清方文/廃芸術がデモーニッシュな力を包懐するに至る唯一の隘路 販売

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血の晩餐・大蘇芳年の藝術・2冊/月岡芳年著/限定1200部/三島由紀夫序文/鏑木清方文/廃芸術がデモーニッシュな力を包懐するに至る唯一の隘路

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血の晩餐・大蘇芳年の藝術・2冊/月岡芳年著/限定1200部/三島由紀夫序文/鏑木清方文/廃芸術がデモーニッシュな力を包懐するに至る唯一の隘路

昭和46年 厚さ約8.4㎝ 45.7㎝×35.9㎝程度 限定1200部 日英併記 ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

月岡芳年
つきおかよしとし
[生]天保10 (1839). 江戸
[没]1892.6.9. 東京,東京
幕末から明治前期の浮世絵師。本名は吉岡米次郎,号は一魁斎,大蘇など。月岡雪斎の養子となる。浮世絵師の歌川国芳や歴史画を描いた菊池容斎らに学び,さらに洋画の影響も受けた。新聞挿絵にも健筆をふるった。1873年以降,大蘇芳年を名のった。生涯神経衰弱に悩まされていたといわれる。主要作品に『月百姿』(1885~91),『風俗三十二相』(1888)などがある。落合芳幾との共作『英名二十八衆句』(1866)は「血みどろ絵」と呼ばれる残虐な表現で有名。

序にかへて 三島由紀夫

大蘇芳年の飽くなき血の嗜慾は、有名な「英名二十八衆句」の血みどろ絵において絶頂に達するが、ここには 、幕末動乱期を生き抜いてきた人間に投影した、苛烈な時代が物語られている。これらには化政度以後の末期歌舞劇から、あとあとまでのこった招魂社の見世物にいたる、グロッタの集中的表現があり、おのれの生理と、 時代の末梢 神経の昂奮との幸福な一致におののく魂が見られる。それは、廃芸術が、 あるデモーニッシュな力を包懐するに いたる唯一の隘である。

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